【不妊治療編#4】夫婦で再出発|はじめての精液検査へ【夫目線】

不妊治療
タイスケ
タイスケ

こんにちは。

男女双子育児中のタイスケです。

今回は「不妊治療編#4」です。

前回の記事はこちら

前回の記事では、不妊治療に対する私の意識の低さから、妻を追い詰めてしまった話を書きました。

仕事や趣味を優先し、不妊治療をどこか他人事のように考えていた私。

一方で妻は、毎月期待しては落ち込み、検査や通院を続けながら一人で戦っていました。

そんなある日、妻から

「こんなことなら不妊治療を辞めたい」

と言われます。

その言葉を聞いた瞬間、私は初めて事の重大さに気付きました。

不妊治療は夫婦二人で取り組むもののはずなのに、実際には妻ばかりに負担をかけてしまっていたのです。

このままではいけない。

そう感じた私たちは、これから先どうしていきたいのか、改めて夫婦で話し合うことにしました。

そしてこの話し合いをきっかけに、私自身も不妊治療と本気で向き合うことになります。

今回は、夫婦で再出発を決意したこと、そして人生で初めて精液検査を受けに行った時の話を書きたいと思います。

それでも妻との子どもが欲しい

妻から「本当に子どもが欲しいのか」と聞かれた時、私自身も改めて考えました。

なぜ不妊治療を始めたのか。

本当に子どもが欲しいと思っているのか。

そもそも不妊治療を始めたきっかけは、たまたま受けた検診でした。

ですが、それは単なるきっかけに過ぎません。

私たちはずっと、自分たちの子どもがいる未来を想像していました。

23歳で結婚し、これまで人生のパートナーとして支え合いながら歩んできた妻。

楽しいこともあれば、大変なこともありましたが、いつも隣には妻がいました。

そんな妻との間に子どもを授かり、一緒に成長を見守りながら育てていく。

そんな未来を何度も思い描いていたのです。

もしそれが実現したら、どれほど幸せなことだろう。

だからこそ、不妊治療を始めたはずでした。

妻からの言葉をきっかけに改めて自分の気持ちと向き合ってみましたが、答えは変わりませんでした。

やはり私は、妻との子どもが欲しい。

そしてその夢を叶えるためには、今までのように妻任せではいけない。

不妊治療は夫婦二人で向き合うものなのだから。

この時初めて、私は当事者として不妊治療に向き合う覚悟を決めました。

再出発することを決意

自分の気持ちを改めて確認した私は、その思いを妻に伝えました。

正直、何か特別な言葉をかけたわけではありません。

ですが、

「やっぱり子どもが欲しいと思っていること」

「これからはもっと不妊治療に向き合うこと」

だけはしっかり伝えました。

妻もすぐに気持ちが晴れたわけではなかったと思います。

それまでの私の行動を見れば、簡単に信じられなかったはずです。

それでも夫婦でたくさん話し合い、もう一度二人で頑張ってみようという結論になりました。

もちろん、この時点で何か状況が大きく変わったわけではありません。

不妊治療が成功する保証もありませんし、先の見えない不安もありました。

それでも、

「夫婦で同じ方向を向いて進んでいこう」

そう決められたことは大きな一歩だったと思います。

そして私は、不妊治療を妻だけのものにしないために、まず自分にできることから始めることにしました。

その一つが、精液検査を受けることでした。

精液検査を受けることに

夫婦で改めて不妊治療と向き合うことを決めた私たち。

まずは自分にできることから始めようと思いました。

そこで受けることにしたのが精液検査です。

実はそれまでにも、病院から

「旦那さんの精液も一度調べてもらった方がいいかもしれませんね」

と言われていました。

人工授精を続けてもなかなか結果が出ず、原因を探るためにも必要な検査だったのだと思います。

もちろん妻からもその話は聞いていました。

ですが当時の私は、

「ああ、行った方がいいね〜」

と軽く返事をするだけ。

今思えば、まったく真剣に受け止めていませんでした。

妻は何度も病院へ通い、検査や治療を受けている。

それなのに私は、自分が検査を受けることにすら本気で向き合っていなかったのです。

そんな態度も、妻を追い詰めてしまった原因の一つだったと思います。

だからこそ、再出発を決意した今、まずは自分自身のことを調べようと思いました。

もしかしたら自分に原因があるかもしれない。

正直、不安がなかったと言えば嘘になります。

それでも、不妊治療を妻だけのものにしないために。

私は人生で初めて泌尿器科へ向かうことにしました。

人生初の「泌尿器科」へ

精液検査を受けることを決意した私は、まず病院探しから始めました。

そこで初めて知ったのですが、私の住んでいる市内には泌尿器科や精液検査を行っている病院がありませんでした。

そのため、隣町にある泌尿器科を予約して受診することにしました。

当日、少し緊張しながら病院へ向かいます。

そもそも泌尿器科にかかること自体が人生で初めてでした。

待合室に入ってまず思ったのは、

「自分が一番若いな……」

ということです。

周りを見渡すと患者さんは高齢の男性ばかり。

勝手なイメージですが、もっと自分と同じような年代の人もいるのかと思っていました。

そのため少し場違いな感じがして、なんとなく気まずかったのを覚えています。

その日の診察では、不妊治療をしていることや精液検査を希望していることを伝えました。

そして検査について説明を受けたのですが、精液は病院ではなく自宅で採取し、後日持参するとのことでした。

今でこそ分かりますが、当時の私は精液検査について何も知りません。

当然ながら、

「どうやって採取するの?」

「この容器にどうやって入れるの?」

という状態です。

今思えばかなり恥ずかしい話ですが、本当に何も分かりませんでした。

そんな私に採取方法を説明してくれたのは女性の看護師さん。

もちろん看護師さんにとっては日常業務だったと思います。

ですがこちらは人生初の経験です。

ただでさえ緊張しているのに、女性から採取方法の説明を受けるのはなかなか恥ずかしいものがありました。

精液検査の結果

後日、自宅で採取した精液を病院へ持参しました。

人生初の精液検査。

正直なところ、

「特に問題はないと言われるだろう」

とどこかで思っていました。

そして数時間後、結果を聞くために診察室へ。

先生から告げられた結果は、予想していたものではありませんでした。

「基準値より少ないですね」

「運動率も少し低いです」

まさかの結果でした。

その瞬間、頭に浮かんだのは一つだけ。

タイスケ
タイスケ

子どもができない原因って…まさか俺!?

ということです。

それまで私は、どこかで自分は大丈夫だと思い込んでいました。

だからこそ、数値に問題があると言われた時の衝撃は大きかったです。

もちろん、これだけで不妊の原因が全て自分にあると決まったわけではありません。

ですが、不妊治療を続けてもなかなか結果が出ない中で聞いたこの結果は、想像以上に重く感じました。

一方で先生は、

「この数値でも自然妊娠は十分可能ですよ」

「まだ若いんだし、大丈夫。頑張って」

と声をかけてくれました。

今振り返れば、私を安心させようとしてくれていたのだと思います。

ですが当時の私は、その言葉を素直に受け止めることができませんでした。

こちらは不妊で悩み、先の見えない不安を抱えながら治療を続けています。

そんな中で「大丈夫ですよ」と言われても、簡単に安心できるものではありませんでした。

むしろ、

「本当に大丈夫なのだろうか」

という気持ちの方が強かったように思います。

こうして私は、思いがけない検査結果を胸に抱えながら帰宅することになりました。

そしてこの結果は、私たち夫婦が今後の治療方針を考える上で、一つの大きな転機となるのでした。

次回

先生からは

「この数値でも自然妊娠は十分可能」

と言われましたが、当時の私は素直に安心することができませんでした。

もしかすると不妊の原因は自分にもあるのかもしれない。

そんな不安を抱えながら帰宅した私たち。

しかし、不妊治療は立ち止まってはくれません。

人工授精を続けるのか。

次のステップへ進むのか。

夫婦は大きな決断を迫られることになります。

次回の記事はこちら

coming soon…

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